CATEGORY:旅行

2017年03月08日

先日、熱海に行ってきたんだった

こんにちは、安田です。
昨日の初投稿では最初で最後の投稿になるかもしれないという締めで終わったのだけど、お布団にもぐりこんだ時に、ブログに書きたいことが、浮かんできたので、連日投稿することになります。(はじめから飛ばしすぎな気もするが・・・)

私事であるが、先日、誕生日を迎えた。小さな頃は、誕生日となると、3週間前からソワソワしていたのだが、20代にもなると、子供のようにはしゃぐということもない。ただ、今年の誕生日はお付き合いしている彼女と1泊2日で熱海旅行に行くという予定を立てたため、例年よりはワクワクして誕生日を迎えることができた。
実は、熱海に泊まりに行くことは人生初である。熱海に行ったことは多々ある。高校生の時に当時付き合っていた彼女と熱海に花火を見に行ったし、大学生になっても、付き合っていた彼女と花火に行っていた。静岡の人からしたら、熱海と言えば、彼女と花火を見に行く場所である。(悲しいことに、一緒に花火を見に行く彼女との恋も儚く散ってしまう)

話を戻そう。(笑)
初の宿泊熱海旅行ということで、のんびりと熱海を楽しもうということで、昭和感を漂わせる喫茶店(インベーダーゲームが面白い)や秘宝館(想像を超えて、エッチだった)など、ディープな熱海を見ることができた。
旅館に行けば、歳を重ねた、おばあちゃんがやたらと話しかけてきては、「仕事が大変だ」と嘆き、それは、それは、普通の旅行では味わえない、何とも言えない感覚を味わえるのである。(別にディスってるわけでない)

特に、何とも言えない感覚を味わったのは、旅館で夕食を済ませた後のことである。
その旅館は夕食を食べ終えたら、仲居さん(おばあちゃん)が部屋に布団を敷いてくれる。これも、「大変だー」と嘆きながら準備をするので、僕みたいな若い人が、傍観しているのも何か申し訳ないと手伝っていた。すると、奥の方から旅館の男性が白い箱とワイングラス2つ持ってきて、部屋に入ってくるではないか。僕の頭にはてなが飛んだ。その男性は、僕の前に来ると、白い箱からホール型のケーキを取り出した。「なるほど、サプライズね」ってなるのと同時に、「なんで箱のまま来るの!せめてケーキにろうそく刺して、火をつけてきてよ!」と心の奥でツッコんでしまった。普通、お洒落なお店でケーキをサプライズで出すときは、急にお店が暗くなり、スタッフが歌を歌い出し、わーってなるものだ。だけど、ここの旅館の人たちは、白い箱のまま、言うならば、おばあちゃんはお布団の準備をしたまま、サプライズを僕に仕掛けてきたのだ。もちろん、彼女と僕の間に、一瞬微妙な空気が流れたのは言うまでもない。
旅館の男性は、白い箱を置くと、一仕事やり終えたかのような、清々しい顔で去っていき、おばあちゃんは布団を敷き終わると「あとは若い二人で、夜を楽しんでね」と意味深なセリフを残していった。僕らは、部屋で二人きりになると、思いっきり笑った。

きっと、こんな誕生日もありなのだろう。むしろ、完璧なサプライズをされても、僕は泣くことができないし、これはこれで、思い出に残る、いい誕生日だった。熱海という街は、どこかくたびれているし、観光名所や旅館はボロボロだし、建物も人も時代に取り残されている感がある。だけど、だからこそ感じる、何とも言えない感覚が、くせになる。不思議な街。次、訪れる時は、同じ恋人と来れたらいい。花火のように儚く散らなければいいと感じた、ノスタルジックな誕生日でした。


先日、熱海に行ってきたんだった



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Posted by 安田舞天  at 15:08 │Comments(0)旅行

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