CATEGORY:音楽
2017年04月01日
学生生活最後の日!マイヘア!@静岡UMBER
3月31日。年度最後の日。皆さんは、どう過ごしただろうか。ある人は、年度末の忙しさに追われていただろうし、ある人は1年を振り返ってしんみりとしていたのだろう。僕のSNSではそんな感じの投稿が多かった。
一方で、僕はと言うと、ディズニーと同じように苦手意識を持っていたことに挑んできました。そう、それはライブだ。
これもディズニーと同じで、あまりいい記憶がないため、ずっと敬遠してきた。ライブってなんか怖いよね。だってステージに立つバンドに向かって手を挙げてノルし。一種の宗教なのではないかと思う。それに、ヤケにもっと盛り上がれよみたいな煽りを入れてくるし、一歩引いて見る僕からしたら、すごく居にくい場所だ。だから、長い間、音楽とは部屋の片隅で聴くものだと思っていた。
そんな僕がライブに行こうと思えたのは、学生最後の日に、大学時代の青春とも言えるバンドが静岡にやってくるという奇跡が起きたからだ。これは一生に一度しかない。そう思って、苦手なライブに挑戦しようと決めた。
My Hear is Bad 、僕の大学生活を支えてくれたバンドの名だ。バンド名も少しアレだが、曲の歌詞もアレな感じだ。ようは青臭いし、メンヘラだし、歌詞だけ見たら、アレなんだよ。でも、それって誰もが心の奥にしまっている恥ずかしい感情なのだ。それを赤裸々に歌い切る。彼女と結婚したいと思ってたとか、別の女の子と居ても、前の彼女を思い出すとか。恥ずかしいけど、でも、自分と重ねてしまう。別に前の彼女を思い出す訳ではない。今の彼女のことを思い出すのだ、僕は。だから、ライブに行く前から、きっと泣いちゃうんだろうなと思いつつ、静岡UMBERに足を運んだ。
そのマイヘアを、学生最後の日に、物凄く近くで聞けた。いつもなら一歩引いてライブを見ている僕も、今日だけは違った。アップテンポの曲から始まり、しんみりと聴かせる曲に流れていく。すっかりマイヘアワールドに引き込まれていた。そして、曲の間にギターをぽつぽつ鳴らしながら、ボーカルの椎木さんが口を開ける、「10年後きっと忘れてしまう。今この瞬間も1秒1分と経つと、だんだん忘れていく。」と。何故か泣いていた。きっと忘れていくのだ。今日のライブも、学生生活のことも。そして、それらの記憶は、きっとマイヘアを聞いて断片だけが蘇る。
別れ話を切り出そうと思った時のこととか、めっちゃ好きだーってなった時のこととか、デートが終わってセンチメンタルな気分になった時のこととか。きっと彼女を思い出す。
マイヘアのライブを聴いているその瞬間にも彼女を想っていた。彼女は今日、会社の研修らしい。きっと3月31日から4月1日までの1日で大きく変わることはない。だけど、僕らは今日この日から、すこしずつ変わっていく。それは目に見えないから厄介だ。
10年後、マイヘアを聴いて泣いてしまうのか、それとも笑って聴いていられるのか想像つかない未来が僕らを待っている。ありがとう、マイヘア。そして僕らは今日、学生を卒業する。

一方で、僕はと言うと、ディズニーと同じように苦手意識を持っていたことに挑んできました。そう、それはライブだ。
これもディズニーと同じで、あまりいい記憶がないため、ずっと敬遠してきた。ライブってなんか怖いよね。だってステージに立つバンドに向かって手を挙げてノルし。一種の宗教なのではないかと思う。それに、ヤケにもっと盛り上がれよみたいな煽りを入れてくるし、一歩引いて見る僕からしたら、すごく居にくい場所だ。だから、長い間、音楽とは部屋の片隅で聴くものだと思っていた。
そんな僕がライブに行こうと思えたのは、学生最後の日に、大学時代の青春とも言えるバンドが静岡にやってくるという奇跡が起きたからだ。これは一生に一度しかない。そう思って、苦手なライブに挑戦しようと決めた。
My Hear is Bad 、僕の大学生活を支えてくれたバンドの名だ。バンド名も少しアレだが、曲の歌詞もアレな感じだ。ようは青臭いし、メンヘラだし、歌詞だけ見たら、アレなんだよ。でも、それって誰もが心の奥にしまっている恥ずかしい感情なのだ。それを赤裸々に歌い切る。彼女と結婚したいと思ってたとか、別の女の子と居ても、前の彼女を思い出すとか。恥ずかしいけど、でも、自分と重ねてしまう。別に前の彼女を思い出す訳ではない。今の彼女のことを思い出すのだ、僕は。だから、ライブに行く前から、きっと泣いちゃうんだろうなと思いつつ、静岡UMBERに足を運んだ。
そのマイヘアを、学生最後の日に、物凄く近くで聞けた。いつもなら一歩引いてライブを見ている僕も、今日だけは違った。アップテンポの曲から始まり、しんみりと聴かせる曲に流れていく。すっかりマイヘアワールドに引き込まれていた。そして、曲の間にギターをぽつぽつ鳴らしながら、ボーカルの椎木さんが口を開ける、「10年後きっと忘れてしまう。今この瞬間も1秒1分と経つと、だんだん忘れていく。」と。何故か泣いていた。きっと忘れていくのだ。今日のライブも、学生生活のことも。そして、それらの記憶は、きっとマイヘアを聞いて断片だけが蘇る。
別れ話を切り出そうと思った時のこととか、めっちゃ好きだーってなった時のこととか、デートが終わってセンチメンタルな気分になった時のこととか。きっと彼女を思い出す。
マイヘアのライブを聴いているその瞬間にも彼女を想っていた。彼女は今日、会社の研修らしい。きっと3月31日から4月1日までの1日で大きく変わることはない。だけど、僕らは今日この日から、すこしずつ変わっていく。それは目に見えないから厄介だ。
10年後、マイヘアを聴いて泣いてしまうのか、それとも笑って聴いていられるのか想像つかない未来が僕らを待っている。ありがとう、マイヘア。そして僕らは今日、学生を卒業する。
